わからない

 阿部昭『単純な生活』(講談社)を図書館から借りてきて、読み始める。10月に公演する芝居での、私の役柄の動物のことが書かれてあり、少しびっくり。そして、ほんのり嬉しくなった。珍しい、けったいな動物であるだけに(「けったいな」という形容詞がこの本にも出てきて、ますます愉快な気分になった)。そもそもこの本を読む元となったのは、『花形文化通信…

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出会う

 ヘンリー・D・ソローの本、3冊。  『孤独の教え』(坂東智子訳)  〈自分の生活をみじめに思うことはない ありのままに生きて自分の生活を愛そう〉(264p「自然がぼくに教えてくれたこと」)   『歩く』(山口晃編訳)  〈眼に痛みを感じることなく平然と太陽を見つめることができないように、人間はこれ以上のすぐれた意味で知ること…

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ヒトはどうして

 田沼靖一の本、2冊。  著者は1952年、山梨県生まれ。  『ヒトはどうして死ぬのか 死の遺伝子の謎』(幻冬舎新書)、  〈同じ「プログラムされた死」であっても、非再生系細胞と再生系細胞とでは、その役割が異なります。再生系の細胞では生命維持のためにアポトーシスがあり、細胞の置き換えが行われているのに対し、非再生系の細胞の死にはそ…

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