浪花グランドロマン『星の吐息』
最後5番目の『千林怪人日記』、正義のヒーローに対する「悪」の家族結社。突拍子もない設定で私は話について行けるだろうかという気でいたが、身体のごっつい弟のぽつねんとした姿。彼を追っかけるパン屋の女や店のおやっさん、身内の父、兄。将来のこと思えば、言い知れぬ不安や戸惑い。いつしか私はのめり込むように見ていた。前半、『マガリカド』はおばちゃんの身辺への思い。『あついバナナ』『駅までは』『夏の声』はそれぞれ女同士、一人で暮らす若い女、男と女の間の揺れる気持ち。
(7.13日曜日 15:30 ウイングフィールド)

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