みつカネかい?のクリスマスかい?『サンタ、迷う』
ジャン=ピエールという謎のゲストが差し出すように描いた、谷川俊太郎への追悼話が残る。私が高校時から、谷川の言葉を自在に紡ぎ出すその才覚に憧れ、うらやましく思ってきた。しかし、彼にも苦闘する日々が最後までつきまとった。
私は朝起きて、昨日の自らの振る舞いを後悔することがよくある。でも、この頃はそれを振り切るというか、こんな己をそのまま愛そうと努める。人は似たり寄ったりだ、卑下したりすることは傲慢につながる。
谷川の詩が生の声で語られる、ドキドキした。
(12.15日曜日 20:00 アクト カフェ)

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