それにしても

 23日土曜日、午前中「48時間映画」の撮影。緊張した。5行ぐらいのセリフ、スタジオへ向かう道すがら電車の中でブツブツ、メイクしてもらっている間に思いついたようにつぶやく。いよいよ、本番前のカメラ調整のさなか声に出してくり返す。そして、カメラワークを変えながら2回なんとかいけた。あと、死体役。セリフがないから楽と考えていたが、同じ姿勢が…

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『白痴』と

 ドストエフスキー『白痴』(米川正夫訳 河出書房新社)  プルースト『失われた時を求めて』でドストエフスキー作品について、私(語り手)が同棲相手のアルベルチーヌに語る。「たえずくり返しあらわれる滑稽な人物たち、レーベジェフ、カラマーゾフ、イヴォルギン、セグレフといった面々、(中略)さまざまな真実に満ちていると同時に、深遠にしてユニーク…

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