私は私

 『山の声』『埒もなく汚れなく』  『山の声』(作・演出 大竹野正典)を見るのは、3度目。男の二人芝居だが、三人目の男として大竹野が舞台に立ちはだかっている。  『埒もなく汚れなく』(作・演出 瀬戸山美咲)、大竹野の作業着姿や小寿枝の「君(きみ)」と呼びかける口ぶり。これは、ここで展開されていることは本…

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イワンのばか

 トルストイ『イワンのばか』(金子幸彦訳 岩波少年文庫)  ここに収められている『ふたりの老人』に思い当たるところがあった。  老人二人、エフィームとエリセイは一緒にエルサレムへ出かける。 「エフィーム・タラースイチは、用事をのこらず、上のむすこに言いつけておきました」。「エリセイのほうはおばあさんに、売…

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神戸で

  博多純情 しめ込み祭 IN神戸『×な人々』『ぼくら、また、屋根のない中で』          案内チラシに、〈博多山笠では褌を、締め込みと言います〉〈劇は目撃だ 街へ出よ劇をみよう GWは近くの博多へ! 福岡で活躍する劇 作家の作…

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