舞台でこそ

朝、起きる際は膝を立てて踏ん張る。そうして立ち上がる。ここ1年ぐらいか。 からだの衰えに慣れてきたというか、なじんできたというか。 夜中、目が覚める。色々思う。寝付こうとする。これも練習だ。 いま、『徒然草』(西尾実・安良岡康作校注 岩波文庫)に夢中。書かれていることが、身にしみる。ほんとうのことであって、おそろし…

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幸せだ

 SSTプロデュース『寿歌』  演者の表情がよかった。浮きたってくるものがあって、そればかり追いかけていた。  ことに池上和美の愛らしさ。  セリフがこみ上げてくる。80年5月、オレンジルームにてT.P.O師団『寿歌』を見ている。それが、いまここで演じられている舞台と同様の感銘を受けたかどう…

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