ひっそりと 2017年05月23日 観劇 犯罪友の会『ラジオのように』 ひっそりとした口調で語られる、それが俺には快いものだった。70年代の下町、中華料理店。下の娘は漫画家志望。上の娘は、幼友達の男と店を出てゆく。店を手伝っている若い男、実は先妻の息子が「おとうさん」とつぶやく。父には、胸に寄せるものがある。関係としてありつつ、一人であること。そんなことがこの芝居から湧き… 続きを読むread more
跫の中から足音 2017年05月16日 その他文学 「中島陸郎著作集 跫の中から足音」(手鞠文庫 2000/6/14) この本は、ウイングフィールド事務室で福本年男からいただいたものだ。これまで読まずに、これだけの年月が経ってしまった。中島は、この本が出される前年、68歳で逝った。ああ、彼の歳に… 続きを読むread more